在日キルギス共和国大使館 Embassy of the Kyrgyz Republic to Japan
大使挨拶
友好的な日本の皆様にご挨拶をさせていただくことは、私にとって大変名誉であるとともに、大きな喜びでもあります。
キルギス共和国は、日本を親密で友好的で長期的なパートナーと考えています。まず初めに、現在の良好な両国関係に満足していることをお伝えします。同時に、両国関係は更なる発展の可能性を秘めています。
キルギス共和国は、日本との貿易および経済協力を強化し、貿易、投資、人材開発分野において可能性を高めるための環境づくりを特に重要視しています。キルギス共和国では、外国投資を誘致するための具体的な措置が継続的に取られています。 特に、ビジネスをサポートする上で重要な役割を果たすビジネスオンブズマン研究所が設立され、経済の優先分野を刺激するために、税制上の優遇措置の付与の検討、輸送および物流ルートの開発と多様化、キルギス共和国の税法を改正するためのいくつかの措置が講じられています。これらの措置は、起業家のための新しい産業施設の立ち上げや、地元住民の雇用創出の追加的支援として役立っています。
投資家にとって主要な分野は、グリーンエコノミックプロジェクト(水力発電、再生可能エネルギー源)、鉱物、輸送、物流、観光、インフラストラクチャーなどです。
両国間の貿易・経済関係のさらなる発展および、キルギス共和国、特に各地域へ日本の投資をより積極的に誘致することを重要視しています。キルギスは日本との貿易分野での協力において、未開発の可能性を秘めています。 特に、有機食品の輸出には大きなチャンスがあります。キルギスは、国内外のすべての投資家に開かれていることを強調したいと思います。
私たちは、緊密な協力と建設的な対話を通じてのみ、国民の平和的共存、安定、繁栄を促進する、相互に受け入れられる解決策に到達できると信じています。
キルギス共和国は、実りある協力に開かれており、両国関係の強化に貢献する準備ができています。私たちは相互信頼および相互利益に基づく長期パートナーシップに向けて努力していく所存です。
両国の協力をさらに強化し、より質の高いレベルに引き上げるための用意があることを表明し、協力の新たな活動分野について話し合い、キルギス共和国と日本の経済界に新たなビジネス関係を確立したいと考えています。
皆様のご多幸をお祈りし、心から敬意を表します。
エルキンベク・オソエフ
駐日キルギス共和国特命全権大使